先日ご招待いただいたインベスターのための勉強会でニューヨークの不動産を考える上で面白いデータが使われていたのでご紹介します。

以下のグラフは不動産ブームがあった2007年後半から現在までにおける、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズにおける不動産価値の推移を表したグラフになります。

ニューヨーク不動産マーケットの主要3エリアである、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズのエリア特性を考えるという話しの中で紹介されたグラフなのですが、マンハッタンとブルックリンが非常に近い動きをしているのに対し、クイーンズの違いが際立ちます。

不動産ブーム後はリーマンショックが2009年にあったわけですが、不動産価格が底を打った2010年からたった数年で2008年当時の価格まで戻したマンハッタン、ブルックリンのマーケットに対し、クイーンズは2012年にさらに2段底を向かえる形で急落し、最終的に2008年当時の価格に戻るまでに約10年かかっていることになります。

その意味では、クイーンズにおいては、現在の不動産価値は2007-2008年当時の価格にちょうどもどったという状況であり、マンハッタンブルックリンの価格が不動産ブーム当時の価格から大きく伸びているのとは対照的です。

ちなみに、ロングアイランドやウエストチェスターなど、ニューヨーク郊外のマーケットの推移も、ここにあるクイーンズのグラフと非常に似た動きになっています。

このようなマーケットの特性や数字は不動産投資を考える上では大切な要素であり、例えばマイホームをどこに購入するかという話しとは一見すると関係ないと感じられるかもしれませんが、例えば購入した家を数年後に売却する可能性がある場合、マーケットのアップ&ダウンによって売却時期が縛られる可能性もありますので、やはりマイホームを購入する際にもある程度考慮することが大切です。