昨年2010年のブルックリン不動産事情をデータで振り返ってみると、やはりニューヨーク(主としてブルックリンとマンハッタン)の不動産というのは特殊な環境にあるのだとあらためて感じさせられます。

まず去年の春からマンハッタンのレンタルマーケットではいわゆるNo Fee Apartment が潮が引くように姿を消し、続いて財政的に厳しい一部の新築物件を除き、1ヶ月レント無料などの値引き合戦がなくなりました。

ブルックリンでも同様であり、誰が見ても納得するアパートは直ぐに契約が成立するという状況で、例えばNo Fee Apartment には圧倒的に何らかの問題や借り手が見つけ辛い理由がある物件が目立ちます(No Fee Apartment についてはCraigslist 利用の注意もご参照ください)。

レンタルから始まったマーケットの動きは販売物件にも広がり、特にモーゲージ(住宅ローン)の金利が上昇する傾向が顕著になってきたことから、現在の低金利のうちに購入したいと考える人が増えてきていることを毎日の仕事の中から強く感じています。

実は私自身も昨年、それまでの金利から1%以上低いモーゲージにリファイナンス(モーゲージの組み換え)をしたんですが、1%の金利差で支払い総額が本当に驚くほど変わってきますので、この機会を活かしたいという気持ちは肌身で理解できます。

ちなみに上のチャートは Dept of Numbers からの引用したブルックリン全体の住宅販売価格の推移ですが、やはり昨年1年間で徐々に上がってきていることがわかります。

ただ私自身の個人的な印象ですが、人気のある物件には人が集中しているものの、割高だったり何か売りづらい理由がある物件には本当に人が集まらないという、二極化が顕著になってきている気がします。ですので売る場合でも買う場合でもリサーチ&マーケティングには注意が必要です。

ということで、2011年も上向きが予想されるブルックリンの不動産マーケット。春のピークシーズンを上手く利用するためは、この数ヶ月はとても大切な準備期間ですので、売りたい方も買いたい方も、ぜひお気軽にご質問・ご相談ください