もう一つのオープンハウス

03/07/2011 / 02:53
もう一つのオープンハウス

オープンハウスと言えば、売り出されている(もしくは貸し出されている)物件を、売り手のエージェントが一般に公開するイベントのことを指します。

通常このオープンハウスというのは土日に集中して開催されますが、特に日曜日の午後はブルックリン中でオープンハウスが行われるピークの時間帯となります。

と、ここまでは不動産業界でのオープンハウスの話をしましたが、実はオープンハウスという言葉を使うのはなにも不動産業界だけではなく・・・実は先週ボクが回ったいくつかのオープンハウスは不動産とは全く関係ないオープンハウスでした。

では何のことかといえば・・・オープンハウスというのは「学校の説明会」のことでもあるんです。

毎年2月の末から3月の末にかけてニューヨーク中の公立学校で学校説明会が開かれます。実はうちの娘は今年4歳であり、9月からこちらで言うPre-K(日本で言う年中さん)入学の年齢。そのため毎週開かれているブルックリンとマンハッタンの学校の説明会・見学会に参加し、学校を見てまわっているというわけです。

もちろん学校自体への入学はオープンハウスに参加しなくても可能なわけですが、日本とは異なり公立学校の一つ一つが全く違う教育方針やカリキュラムを持ち、ぞれぞれの学校が非常に特色のある運営をしているこちらの学校では、やはりスコアなどの資料だけでは見えてこない部分が多くあり、保護者の多くはこのオープンハウスに参加して学校を選ぶというのが一般的です。

実際にはその学校の施設見学はもちろんのこと、学校や校長先生の考え方、先生達の取り組み姿勢、実際の生徒の活動、保護者がどの程度積極的に学校運営に参加しているかどうか、学校の予算状況や募金活動、学校自体の施設や教室の中など、あらゆることが開示されます。

典型的なオープンハウスの流れとしては、

  1. 学校自体の説明
  2. 校長先生からの話
  3. PTA活動の説明
  4. 質疑応答
  5. 生徒による学校見学ツアー
  6. 質疑応答

というような流れとなります。学校ツアーは先生方が行うこともありますが、学校によっては生徒達が案内する場合もあり、そういった場合にはその学校の生徒に直接学校について質問ができる貴重な機会です。

そして、もう一つ重要なのは、説明会に集まっている他の保護者達を見ることができるということ。

公立学校は基本的にはその学区内の子供たちが通うわけですから、例えばその地域にあまりなじみがない場合など、オープンハウスに集まっている保護者達を見るだけでその学区の雰囲気がイメージできますし、学校内のツアーをする過程で自然と多くの保護者と話すことにもなります。

自分の子供がどのような子供たちと一緒に学校生活をおくるのかということを想像する意味でも、またその学校を支える(ニューヨークの学校は本当に色々な意味で親達によって支えられています)他の保護者達の考え方を知るという意味でも、他の保護者と知り合う機会というのは非常に重要です。

また子供を持つ親という立場からだけではなく、公立学校のオープンハウスは色々な意味で地域社会の実態を知るよい場であり、その地域の本当の情報を入手するよいチャンス。またアメリカ社会を支える学校教育についてより深く知る貴重な機会でもあるとも言えます。

実際うちの娘をどの学校に行かせたいのかという事については実はまだ思案中なんですが、これからもブルックリンで暮らす子供たちのために親としてできるだけのことをしてやりたいと、となりで「のどか湧いた~」とか「お菓子たべたい~」とか言い続けている娘を見ながら、あらためて思った公立学校のオープンハウスでした。

今年の学校のオープンハウスは概ね終わり、来週からいよいよ公立校の願書受付スタートします。

 

※写真はChildren’s School  (PS 372) のオープンハウスのサインと説明会会場となった体育館。ぜひ娘を入れたいと思った学校の一つですが、非常に高い競争率の学校です。早めに行ったらまだ誰もいませんでしたが最終的には100人くらいの保護者が集まりました。

, ,

Service Menue

マンハッタン, ブルックリン、クイーンズで不動産ご購入やご売却をご検討の方はこちらからお気軽にご相談ください。

- 不動産「ご売却」のお手伝い
- 不動産「ご購入」のお手伝い
- 不動産価値の「無料査定」
- 「投資」物件ご購入のご相談
- 買い替えのご相談・お手伝い
- レンタル物件の「テナントさん探し」
- 大家さん代行サービス
- NY不動産に関するご相談全般

AUTHOR PROFILE

Author Photoニューヨーク不動産のスペシャリストとして大手不動産会社コーコラン(The Corcoran Group)に勤務する傍ら、ブルックリンでの日本語子育て支援活動にも奔走する松本哲夫の個人ブログ。About me

NYCfudosan.com

私自身がエージェントとして皆様のニューヨーク不動産のご売却・ご購入をお手伝いいたします。
詳細はぜひ NYCfudosan.com をご覧ください。

Search

ニューヨーク不動産通信

不定期発行のニュースレター「ニューヨーク不動産通信」では業界裏事情やウェブサイトでは書かないニューヨーク不動産情報をお届けしています。