ルームシェアを考える

例えば知り合いの友達2人で部屋を探しているという場合、ここでいうルームシェアには含まれません。

ニューヨークでルームシェアというと、全く見ず知らずの人が住むアパートの一部に自分も部屋を借りて住むことを指し、住宅コストが非常に高いニューヨークでは、学生だけでなく社会人を含め非常に一般的な生活形態であり、craigslist で探すのは最もポピュラーな方法の一つです。

多くの場合には一人一部屋をプライベートルームとして利用し、キッチン、ダイニング、リビングルーム、バスルーム(バス・トイレ)は共有する形となりますが、バスルームが2箇所あるアパートの場合にはそれぞれのバストイレを持つことができます。

ルームシェアは大家さんから借りている元々のテナントがさらにテナントを見つける形で行なわれることが多いため、サブレット(Sublet)と呼ばれることもありますが、自分自身の持ち家の一部を貸し出すという例もごくたまに見かけます。

ルームシェアのよい点は、何といっても全くの一人暮らしと比べレントが安く済むという点です。また英語を学ぶためにニューヨークに滞在している方にとっては、アメリカ人とのルームシェアは、語学の面でも生活文化を学ぶという意味でも貴重な体験といえます。

ただし、マイナス面や注意する点もいくつかあります。

まず一人暮らしと比べプライバシー感が非常に低い生活を余儀なくされるということです。自分の部屋は個室とはいえ壁一枚をはさんで赤の他人が住んでいるわけですし、自分の部屋以外の場所では全くプライバシーがありません。

たとえよく知っている友人でさえ、一緒に長い間暮らすとなれば色々と気を使うもので、それが全くの他人であり、生活習慣が全く違う外国人ともなれば、価値観の違いによる色々なトラブルもつき物です。

特に、日本からこちらに来て間もない場合には、海外生活そのものからくるストレスも自分自身が思っている以上に大きく蓄積していくものですので、できればルームシェアではなく一人暮らしをしたいところです。

また、語学の面でも学ぶ面が多いとは書きましたが、シェアする相手がアメリカ人だからといって、英語が学べると安易に考えることには注意が必要です。一見して話し好きのように見えたり、気さくに話してくれるように見える相手でも、実は心の中では負担に思っている・・・などということはよくありますし、生活サイクルが違えば1ヶ月ほとんど顔をあわせなかった・・・ということもありえます。

それと、シェアする相手が大家さんではない場合、どちらか、あるいは3人以上の場合には誰かが、家賃を滞納した場合、全体のトラブルになることもありますので注意が必要です。

一人では見に行かない! ルームシェアというのはトラブルが最も多い入居形態の一つであり、ボク自身数多くのトラブルを見聞きしてきました。

特に男女でルームシェアをした場合のトラブルは多く、最初に部屋を見に行った際に事件に巻き込まれる場合もあります。

例えばCraigslist でルームシェアの相手を見つけ、その部屋を見に行くような場合、このようなトラブルや事件に巻き込まれることを避けるためにも、一人で行くことは避けるのが無難です。

AUTHOR PROFILE

Author Photoマンハッタン、ブルックリン、クイーンズの不動産のスペシャリストとして毎日街中を走り回る傍ら、ブルックリン日系人家族会 (BJAFA) のCo-Founderとして、多くの仲間と共に、日系家族の子供達のための日本語教育や子育て・コミュニティイベントを企画、運営に携わる。ブルックリン在住、2児の父。

松本哲夫(マツモトテツオ)
コーコラングループ(The Corcoran Group)勤務。
NY州公認不動産エージェント。
Licensed Real Estate Salesperson
Multi-Million Dollar Sales Club -2013, 2014
NRT Top 1000 Sales Associates -Q1 2012
REBNY: Real Estate Board of New York 正会員。
BJAFA (ブルックリン日系人家族会)理事。

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