ブルックリンに限らずニューヨークでマイホーム探しをするときに必ず耳にするのが「コンド vs コープ」の問題です。

一般的な物件の種類の項でも少し説明をしましたが、どちらも建物や部屋を見ただけでは違いのない2つのタイプのマイホームですが、実はこの二つは驚くほど異なります。

以下にマイホームを探すバイヤー(買い手)の立場から見たコンドとコープの違いを表にしてみましたのでご参照ください。

 
コンド コープ
不動産 不動産ではない
レントアウト可能 レントアウトができないあるいは限定される場合が多い
購入手続きが比較的簡単 ボードの許可が必要で手間がかかる
シンプルな売却プロセス 売却には注意を要する
ほとんどの場合投資目的の購入が可能 投資目的の購入不可の物件が多い
よい意味でも悪い意味でも自由な雰囲気 コミュニティ帰属感がある雰囲気
新築物件も多い 新築や築浅の物件はほとんどない
ビル内のアメニティが充実している物件も多い 一般的にアメニティは少ない

コンドかコープの選択ということについて言えば、どちらの方が優れているということはなく、自分自身の好みや将来設計、また経済的理由で選択すればよいと思います。

例えば将来的にテナントを入れて賃貸アパートとして貸し出すことを想定している場合、必然的にコンドミニアムを購入することになりますし、少しでも安い購入価格を目指せばコープになることが多いと思います

コンドとコープに関しては、上記以外にもいくつかの注意事項がありますので、クライアントの方との最初のミーティング時には必ずご説明差し上げているのですが、コンドかコープかはあまり気にせず、むしろ個々の物件の特徴を優先させて物件探しを行うことも可能です。