優良な不動産会社やエージェントは、物件探しの前に必ず契約時にかかる費用を開示します。特にニューヨークでは留学生や駐在員として渡米してきた方々が何も知らないのをいいことに、相場より法外に高い手数料をとる業者がいますのでご注意ください。

「やられた!」ということのないように、必ず物件探しの前に「例えば家賃1000ドルのアパートを借りたときにかかる費用はいくらですか?」などのように事前に電話などで確認すると安心です。

その際に「物件により異なるから一概には言えません・・・」「とりあえずオフィスに来てお話しませんか?」「すごくいい物件が出たんで一度見てから考えませんか?」等といって費用の話をしたがらない業者は要注意です!

以下が仲介手数料を初年度の年間賃料の15%として計算したニューヨークでの不動産手数料の一般的な目安です。これ以上の手数料を請求してくる場合や、セキュリティ・ディポジット(敷金)に2か月分を請求してくる場合、最初の月に加え最後の月の賃料を請求してくる業者には十分ご注意ください。

実際には上記の「契約時に必要な費用」の他に、クレジットチェックをするための費用を加えたものが総額となります。

例えばボクの勤めるCorcoran(コーコラン)の場合、クレジットチェックの費用は$65ドルですので、例えば家賃$1000ドルのアパートの場合、$3800ドルに$65ドルを加えた、$3865ドルが、最初の月の家賃を含めた費用の総額となります。

支払う際にはチェックは別に! 契約時には上記の支払いをチェック(小切手)で行うのが一般的ですが、その際には必ず、必ず最初の月の家賃とSecurity Deposit は大家さん宛てに、仲介手数料は不動産会社宛てに、別々に分けて支払う必要があります。

不動産会社はそのアパートの家賃やSecurity Deposit を売上として受け取ることはできませんので、一括で不動産会社宛てに払ってくれ・・・などと言われた場合には注意が必要です(内訳を知る術がありません!)。

ちなみにCorcoran の場合には、日本からの海外送金でも支払いは可能(その場合でも大家さんと不動産会社へは別々に)ですし、仲介手数料のみであればクレジットカードでの支払いも可能です。