ニューヨークで初めてのマイホームを購入する。 (4) タウンハウスという選択肢
賃貸アパートで暮らしている状態かからニューヨークでのマイホームの購入を検討する場合、コンドミニアムやコープは、共にアパートという居住形態でるため、もっとも自然でわかりやすい選択肢であると言えます。
しかし、例えば以下のような項目が、マイホーム購入の重要な要素である場合、マルチファミリー・タウンハウス(以下タウンハウス)の購入は現実的な選択肢の一つになり得ます。
- 庭がほしい
- 2ベッドルーム以上に住みたい
- 高額な管理費やタックスが気になる
- ボード(コープやコンドの管理組合)が煩わしい
- 家を空けている間、自由に貸し出したい
- リノベーションを存分に楽しみたい
- ペットを自由に飼いたい
もちろん、タウンハウスの購入をマンハッタンで実現するには相当の資金力が必要となりますので、多くの場合、ブルックリンやクイーンズが最も実現可能性がエリアということになり、その場合、具体的には、予算として1.5M前後(場合によっては1M前後)を考えている場合、最終的に購入するかしないかに関わらず、タウンハウスの購入も選択肢の一つとして検討してみることをおすすめします。
その際には、タウンハウスとコンド(あるいはコープ)の購入について、物件としての特徴やメリットデメリットをしっかりと把握するだけではなく、全く異なるお金の流れや将来の物件運用の可能性についても理解することが大切であり、実際、マイホームのご購入をご検討されている方とのミーティングでは、予算的にタウンハウス購入の可能性を検討可能な場合、私自身の個人的な経験談も踏まえて、これらのことをご説明させていただいています。そして、多くの方が、単にアパートを買うか一軒家を買うかという違いだけではない両者の違いを知り、驚かれます。
様々な条件を考慮する必要はありますが、タウンハウスというものも選択肢として一度考えてみることは、中長期的なライフプランを考える上でもおすすめです。