2011.6.24

驚愕のマンハッタンレンタル・・空質率0.68%の世界。

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610 Park Ave in Manhattan. このビルのペントハウスは家賃月$77,000ドルで貸しに出されています。

ニューヨークのビジネスがピタリと止まるかのようなJuly 4th のホリデーウィークエンドを目前に控え、かなりの忙しさが続き寝不足気味の今日この頃です。

多くのお問合せを頂いており、若干お答えに時間を頂いておりますが、必ずお返事差し上げておりますので何卒ご容赦ください。

さて、マンハッタンのレンタルアパート空室率が1%をきったという話しを書いたのが約1ヶ月前なんですが、ボクの勤めるコーコラングループの姉妹会社であり、NYCレンタル最大手のCiti-Habitats がつい先日、マンハッタンのレンタルアパート空室率が0.68%になったという発表がありました・・・。

これは想像を絶する世界です。

通常空室率が2%台になると、不動産エージェントなしによい部屋を見つけるのは困難になるといわれています。それが0.68%ですから・・・残念ながらエージェントがいてもかなり無理な状況と言わざるを得ません。

記事にもあるとおり、この状況では一つのアパートに対し複数オファーが入り、結果として、最終契約レントが吊り上ります。

いわゆるビッディング・ウォーという状態で、セールス物件では珍しくありませんがレンタル物件でこの状態になるのはちょっと異常な気がします。

結果としてマンハッタンに固執した場合には、予算以上のレントを支払うことになるか、全く希望通りではない物件での契約を余儀なくされる可能性が高く・・・ハッピーエンディングもありえると書かれていますが、現実的には圧倒的に失敗した話しの方を多く聞きます。

ちなみに記事中ではマンハッタンレンターの5つの心得みたいなことが書かれています。

  1. 予算と自分の期待値に対して柔軟性を持て
  2. エリアに対する知識を持て
  3. インセンティブを期待するな
  4. 必要書類は事前にそろえる
  5. 希望を捨てない

でも、もちろんボクとしてはこれに・・・・・ 6.「ブルックリン」を選択肢に入れる

を付け加えておきたいと思います。