2012.8.22

詰まったらオープナー、ダメならスネーク。

Q.キッチンの排水溝が詰ってしまい、水が流れきるまでに30分もかかります・・・どうしたらよいでしょうか?

A.長年の使用で油や食べ物がこびりつき水が流れづらくなっている状態の排水溝をClogged Drain と呼びますが、このような排水溝を綺麗にしてくれるのがドレイン・オープナー (Drain Opener) です。

市販ドレインオープナーの例

ドレイン・オープナーというと何か栓抜きのような器具のような響きですが、配水管内のゴミや油などを溶かしてクリーンナップする溶液やパウダーのことを指します。

NYCであれば街中いたるところにあるハードウェアストアで入手可能で、一般家庭用から強力な業務用、熱で汚れを焼いていくタイプのものから酸で溶かしていくタイプのものまで様々な種類のドレイン・オープナーが存在します。

食べ物が原因であれば最も一般的な、家庭用の酸で溶かすタイプで十分に綺麗になりますので使用してみてください。

ただしドレイン・オープナーの溶液や薬品は非常に強力であり、人体に害があるため、説明をよく読んだ上で注意して使用する必要があります。

特にお子様がいるご家庭では、ごみ収集日に使用して使用後の容器は家庭内で保管せずにすぐに廃棄するなど、使用済みの容器や薬剤の扱いにはご注意ください。

ドレイン・オープナーにはキッチン用の他、バスルーム用やトイレ用などもあり、またそれら全てに使用できる汎用タイプのものも市販されています。

スネークはワイヤーを開店させながら排水溝に挿入して詰り除去を行うツール。画像をクリックすると業務用スネークの動画が見られます。

ただしこれらを使用したにもかかわらず詰りが解消しない場合には、酸や熱などでは除去できないものが詰っている可能性があります。

例えばキッチンやバスルームをリノベーションした後などには、工事の際にでたゴミやドライウォールの破片などが大量に排水溝内に落ちることで配水管の詰りがおこることがよくあります。

このような場合には、スネークなどのツールを使い取り除く必要がありますが、キッチンやバスの真下にある配水管が詰っている場合には有効な場合もあるものの、ビル内の本管部分に詰りがある場合などには、家庭用のスネークでは除去できない場合が多く、やはりビルのスーパーや専門家に連絡するのが得策です。