2016.7.18

ボローパーク (Borough Park)は注目のエリアか?

July 4th Weekendも終わり、ようやく一年で最も忙しいニューヨークの不動産シーズンがひと段落しました。

もちろん新しい物件は毎週でてきており、調整期のマーケットとはいえいい物件は複数オファーが入り直ぐに成約となる流れは変わっていませんが、バケーションをとっているニューヨーカーも多く、ここからLabor Day明けまでは少しマーケットはスローダウンします。

NYCfudosan.com の方でたまたまボロー・パークに関するNY Timesの記事を取り上げたので少しそのフォローアップをしたいと思います。

ブルックリンに住んでいてもボロー・パーク (Borough Park)でピンと来る方は多くないかもしれません。エリアの歴史などについてはこちらをご覧ください

ボロー・パークは例えばパークスロープなどよりも広いエリアであり、場所によって街の雰囲気も、インダストリアルなエリア、戸建て住宅地、商業地など、かなりの違いがあります。

NY Timesの記事に掲載されたラグジュアリーレンタルのニューデベロップメントはNトレインのFort Hamilton Parkway駅から徒歩約4分の場所になり、ボロー・パークの中でも南端、つまりマンハッタンからは最も離れたエリアとなります。また数ブロックでサンセットパークとなるエリアです。

この辺りは閑静な住宅地という雰囲気ではなく、戸建てもあるものの商業エリアとインダストリアルエリアが混ざっており、ゾーニングで言えばR+M+Cという状況です。

これに対しエリアの中央部は住宅地+商店街という構成となり戸建てやタウンハウスを中心に近年不動産の価格が上がってきています。

両隣のサンセットパークとケンジントンは共に既に大きな注目を集めていることを考えるとボロー・パークの名前を聞くようになるのも時間の問題かもしれませんが、場所によっては駅までかなり(15分程度)距離があることには注意が必要です。またブルックリンのエリアには珍しく、エリア内に大きな公園などはありません。

他にもいくつか注意する点があるエリアではありますが、今後の動きには注目したいエリアといえます。