強い伸びを見せるブルックリンハイエンドマーケット
数時間前に在ニューヨーク総領事館から注意を呼びかけるメールが届きましたが東海岸に台風アイリーンが近づいてきています。アイリーンはちょうど10年前に東海岸に上陸した台風ボブとよく似ているそうで、東海岸中をなめるように上陸・通過していくことが予想されています。ニューヨークに来る頃には弱まるということですが、皆さん十分にご注意ください。
さて今日はこの記事に注目。
Wave of pricey B’klyn homes set 3-year record
これによると第2四半期(4月~6月までの3ヶ月間)の間にブルックリン内で売れた1M(ミリオン)以上の物件の数は233件。これは昨年同期に比べ60%の伸びであり、そのうちコンドは123件と、昨年比では200%以上の伸びとのことです。
また記事中にある通りニューデベロップメント(新築物件)人気がマーケットを牽引している状況であり、そのことは日々の仕事の中からも強く感じています。
最も高く売れた物件として、1920年に建てられたGravesendの一軒家が10.3Mで売れたほか、コンドとしてはうちのオフィスの目の前、アトランティック・アベニュー駅横の、1 Hanson Placeに入っている4ベッドコンドが2.8Mで売れています。
そして、高額物件の動きをエリア別に見ると、最もよく売れているのはウィリアムズバーグ(Williamsburg)、次いでパークスロープ(Park Slope)、そしてこれにキャロル・ガーデンズ(Carroll Gardens) とレッド・フック(Red Hook)が続いているということです。
上位の2エリアはともかく、個人的に注目なのはレッド・フック(コロンビアストリート・ウォーターフロント・ディストリクト)。復活の兆しが出てきた感じでしょうか。住み方や好みが分かれるエリアですが、リバーサイドの開発はまだ進む予定ですし、特にアトランティック・アベニューよりは売りも買いも動きがあります。
レイバーデイが近づいてきており、売り手の準備が着々と進んでいるこの時期、秋のブルックリン不動産マーケットは熱を帯びそうな予感がします。