ペットも増えるブルックリン
ブルックリンは今日からまた数日雪が続くようなんですが、先日までの恐ろしいほどの寒さからはどうやら抜け出したようです。
さて、ボクは仕事で毎日ブルックリンを歩いている分けですが、最近人の数が増えたと感じる以上にペットの数が増えたように感じています。
友人の家のことを考えるとネコがいる家庭の方が多いんですが、ネコは散歩に連れ出さないので、もちろん街で見かけるのは犬ということに。
実は先日、オフィスのある Fort Greene から Park Slope まで歩く15分間に見かけた犬を数えてみました。
スタンプ、ピットブル、ウィペット、チワワx2、ヨークシャー、フレンチブルドック、キャバリア、ミックスx3 ・・・・なんと総勢11匹!特に最近小型犬が増えている感じです。
そんなわけで人と共にペットが多く暮らしているブルックリンではありますが、ペットと一緒に暮らすための家探しというのはやっぱり大変です。
レンタルアパートに関してはペット可の物件を探すの所でも触れましたが、ブラウンスートーンをはじめとする戦前の建物では、当時のオリジナルコンディションを大切にしている場合が多く、自然とペット不可にしている大家さんが多いのが実情です。
かといってペット可をうたっているような大型のビルディングは思ったようなロケーションにないことも多く、こんな状況の中マーケットに現れる好条件でしかもペット可の物件は、やはりあっという間に借り手が決まってしまいます。
ですのでそのような物件を探す場合には、不動産エージェントに伝えておくことはもちろんのこと、同時にアパート情報が掲載されているあらゆるメディアにいつも目を光らせ、見つけたら直ぐに契約できる準備を整えておくことが大切です。
先日レンタル専門に行っている不動産会社のエージェントから聞いた話なんですが、あるお客さんがペット不可であった物件をどうしても気に入ってしまい、セキュリティーデポジットを元の額の3倍払うことで交渉をして入居したそうです。
もちろん大家さんは納得して契約書をつくり契約を交わした分けですが・・・やはりその後ペットのことで大家さんと大きなトラブルになり結局また引っ越すことになってしまった上、未だセキュリティーデポジットに関してもめているとのことでした。
「ペット不可」としている段階で既に大家さんはやはりペットに対してネガティブな印象をもっている可能性が高いわけであり、お金を積むことで入居できたとしても、このような結果になってしまっては全く意味がありません。
その意味ではペット可の物件を探す際には、ペットの種類や大きさなどの情報も含め事前に正直に伝え、それを受け入れてくれる家を探すのが長期的に見て正解だと思います。
レンタルの話をベースに書きましたが、ではマイホームを購入する場合にはペットのことは気にしなくていいのか言えば・・・もちろん気にする必要があります。
タウンハウスや一軒家の購入であれば一般的に問題はありませんが、コンドやコープを購入する場合には、その物件が入っているビル自体(コープであればコープボード、コンドであればコンドボード)がペットに関する規約を設けている場合があるからです。
特に規約の多いコープでは「ペット不可」や「犬不可」のビルもありますので、購入を検討する際にはバイヤーズエージェントを通して事前に確認する必要があります。
ちなみにうちはコンドなんですが1ユニットあたりペット2匹までという規定なため、あと1匹の枠には、ぜひネコを!と思っていたのですが・・・残念ながら1歳の息子が猫アレルギーの気があるということが発覚・・・ひとまず断念している次第です。
ちなみに写真はうちの犬。雪の残るブルックリンの街を白い息を吐きながら元気に散歩している他の犬を見ると、目も見えず耳も聞こえず、外に出ることができない我が家のおばあさん犬がちょっと不憫にも思えますが、息子に追っかけまわされながら毎日楽しくやっています。